自動記述による文章練習(メイン記事)

目が回る

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 目が回る 「ア」からはじまる何とかという物質が 脳を覚めさせてくれないらしい 何かに集中しようとするとよけいダメになる だからぼくはもうあきらめることにした ぼくの体はゆれている 酔っているのではない 脳の焦点が合っていないのだ 眠いともちがう 寝てもすぐ起きる 脱ぐと寒いくせに 着るとちょっと暑い 昨日より糖分を摂りすぎている気がする 屁は昨日や一昨日ほど臭くはない ウンコはでていない 手に力は入る 下半身は軽い 上半身が重いわけではない テーブルの上に酒と箸をセットして それに向かってバンザイ運動をしたが その二つに繋がりはない 眠いわけではないが じっとしていられないのは確からしい そのくせ体が動かなくもなる 落ち着かない 小便を我慢しているのか?とも思ったが 尿意はまったくなかった とにかくぼくはまた起き上がって 右に左に変なふうに体を振りながら 部屋を一周して ふたたびパソコンの前にもどってきた 今はとてもじゃないが ラジオ体操のような規則正しい動きはできない いや これからもする必要はないかもしれない 収まりが良いのはわかるが ドアも壁も床もぜんぶ直線なのは 実は良くないことかもしれない 今朝の海はいい感じの霧が張っていたが 何気に人が多くて白けてしまった 蓮池の真ん中のカゴに一人でいたカモは 頭をかいた右手をなかなか下ろさなかった 蓮は葉肉がしっかりしていた 砂浜に羽根つき蟻のような虫が5,6匹いて 砂をかけてぜんぶ生き埋めにした この時期の日の出を見るには 朝の四時半でも間に合わないことがわかった 笛のような楽器を中心にした何かの音楽が聴こえてきたので ぼくはそのほうへむかって歩いてみた しばらくして音楽は笛だけになった トド湯の近くにあった小さい劇場で母とミュージカルを観たのを思い出した ツァラトゥストラが森に入っていくシーンも思い出した いや そんなシーンがあったかはわからない とにかくその森の奥に かなり甘ったるい板チョコが二枚あって キャプテン翼の「燃えてヒーロー」という曲名だったと思う歌に合わせて軽く踊り歩きながら ぼくはそれを二枚とも一気に食べてしまった それからぼくは握りこぶしくらいの大きさになった そしてぼくはその握りこぶしに握りつぶされたかと思いきや ふたたび花開き そしてまた握りつぶされるというか 閉じられて でもその繰り返しは 形もリズムもまったく一定ではなかった ぼくは左手で何かのリズムを取ろうとした その左手に合わせて首も動かした 目を覚ましたら 真っ白い灯台のようなものが見えた 夕日は紫とピンクが混じったような色合いだった 「ライン川」と言いたいような綺麗な川もみえて その川はぼくの小便とつながっていた そのときだけぼくの小便は鼻と口からでた 味覚や嗅覚より触角が鋭くなった気がする――と 右足の裏で左足の関節から脹脛の間をけっこう強めに擦ったときにそう思った そのあとぼくは少し暑くなってジャージを脱いだ ぼくが脱いだジャージは ナイキのやつで色は青だが もう一つのアディダスのジャージは 艶消し的なゴールドで 右の肘のところに穴が開いている タバコでやった穴かもしれない 確かに どうしてもタバコを吸いたい瞬間というのが今でもたまにやってくる ぼくの場合は何かをキリよく終わらせたときにそれがくる たとえばたった今 メガネを拭き終わって それに使ったティッシュをゴミ箱にほうり込んだ瞬間 ぼくは猛烈にタバコを吸いたくなった しかしもうタバコを吸えないことに ぼくはハッとした かといって空腹にばかり頼るわけにもいかない 脂肪を取り崩して あるいはチョコレートを舐めすぎて 空腹が紛れれば そのまま次はタバコを吸いたくなってしまう ぼくの今日の屁はあまり臭くない チョコレートを舐めすぎたせいで 腸が宿便を出すモードにならなかったのかもしれない 空腹を友とするにはまだもう少し時間がかかりそうだ とにかくぼくは寝ることにした いや ぼくはもう数えきれないくらい何度も寝ている 今日だけで10回以上寝ている でもぼくはまた寝た 寝る以外にすることがなかったからだ 肌がツルツルしているのは気のせいではないと思う このままシミが完全に消えないまでも 薄くなってくれたらけっこう嬉しい やっぱりタバコを吸いたい いやダメだ ぼくは多くの喫煙者と違って 酒を飲むとむしろタバコを吸いたくなくなる だからいざとなったら酒を飲めばいい 酒ならいつでも止められる と言いつつ 1週間たってぼくは完全にタバコを吸いたくなくなった いや 完全とまではまだいかないが それでもタバコを吸うことはもう一生ないと思う 禁煙初日に比べると タバコの誘惑は100分の1くらいまで減った 1日1食にもしたし ぼくの人生はこれから大きく変わるだろう ぼくはますます恐れるものがなくなった しかもぼくはもう働かなくてもなんとかやっていけそうだ ぼくはもう夢や希望をもたない ぼくはもうただ生きることだけに専念しようと思う これからぼくはますます人の話を聞かない人間になるだろう というかぼくにはもともと耳なんかついていない 相変わらずブログのアクセスはショボいし 誰からも何の反応もない しかしいずれ ぼくが望む反応をしてくれる人が もしかしたら現れるかもしれない そうなったらぼくはその人と生きていけば良い ぼくの本当の味方は未だに1人もいないが 味方ができたからといって ぼく自身は何も変わらない ぼくはただ今までのように ガンダーラの歌などを歌いながら部屋で踊るだけだ 変わるのはぼくではなく ぼくに対する妻の態度である ぼくは自分が稼いだ金で妻を温泉に連れていきたい そして妻をいい加減黙らせたい ぼくは海沿いの温泉で 体を仰向けに浮かべながら 陰茎をプカプカさせて遊んだ 「ひどいカタチだね!」といった妻に 「は?何がぁ~?」とバカ面で返したぼくは そんなことより夜空に星が一つもないのを寂しく思った そこは熱海だった いや 網代だったかもしれない 網代駅の改札のところには猫がいた 猫はやたら駅員に懐いていたが 駅員のほうはほとんど猫をシカトしていた 実はなにか食べものをあげたばかりで もっと欲しいとせがんでいるようにも見えた 猫と目が合ったから ぼくは軽く手招きをしてみた もちろんそれで来るはずはないと思った そしてやっぱり来はしなかったが ぼくがその場から立ち去ろうとしたら 猫はぼくについて来ようとした ぼくが立ち止まると 猫も立ち止まって さらに一歩下がった ぼくが一歩下がると 猫は五、六歩下がった ぼくはふたたび立ち去ろうとした 二、三歩前に進んでから振り向くと 猫はもういなくなっていた そこは網代駅のホームに違いなかったが 中央線の奥のほうにある「拝島駅」というホームに少し似ていると思った ぼくは拝島で あーだこーだといろいろ言われた 相手の男はぼくより一回り以上年上だった 男は数年前にスキルス性の胃癌で死んだらしい 男は洗濯物を風呂場に干していた 出勤はいつもバスで 東京の電車にはなるべく乗りたくないといっていた それに対して「確かにぼくもそうです」といった後 男はしばらく「白石美帆」の話をぼくにしてきた 確かぼくと白石美帆は同い年である いや違うかもしれない でもそれほど歳は変わらないと思う ぼくは香取慎吾と同い年だとずっと思っていたが 実はぼくより一学年上だというのを スマップの解散報道のときにはじめて知った 香取慎吾が六本木かどこかの有名な建物の屋上で「慎吾ママの歌」を歌っていたとき ぼくは天沼のマンションでそれを見ていた 天沼のマンションは西向きだった 信子おばちゃんが住んでいる海沿いの家も西向きで わりといつも超綺麗な夕日がみえた そのかわり信子おばちゃんの話はとてつもなく長い ぼくはそろそろ帰るつもりで海沿いの岸壁を歩いて行こうとしたら 信子おばちゃんもそれについてきた 岸壁の角のところにあった空き家に子育て中のカラスがいて ソイツらを怒らせてしまったぼくは あやうく頭を突かれそうになった 振りむいた瞬間 カラスは軌道を変えた 本当にあと3メートルくらいの距離だった カラスに気をとられて上を見ながら走れば あっという間に道路に飛び出してしまいそうな気がした たとえばそうして死んだとしたぼくを想像したぼくは いずれ下手に苦しんで死ぬより そのほうがマシかもしれないと思った 

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