無名作家の文章道場

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笑いすぎて小便をドバドバ垂れ流した

自動記述による文章練習(メイン記事)

 笑いすぎて小便をドバドバ垂れ流したところの橋を渡って さらにそのもうちょっと向こうの海まで行こうか迷ったが 橋の三分の一くらいを渡ったところで やっぱりやめて引き返した 振り返ると「アドベンチャー」というとっくの昔に閉店したバイパス沿いの喫茶店に外観がそっくりのレストランがあって そこの右から二番目の窓越しでパスタっぽいものを食べていた同い年くらいの女と目が合った その女は梨花に似ていたわけではなかったが その女をみてぼくは梨花のことを思い出した 女から目をそらしがてらほんの一瞬視界に留まった八甲田山は 雲なのか霧のせいでこの日もやっぱり輪郭が濁って見えた そういえばいつかの真冬の晴天以来ビシッと美しい八甲田山を一度も見ていない気がした 一方の東岳は相変わらず隅々まではっきり見渡せたが 美しいとか綺麗というふうには全然思えなかった いったん家に帰って食材を冷蔵庫に入れてから柏原の店にいったが 接客中だったから今日はもうおとなしく家に籠ることにして 帰りにヤスハラでブロッコリーとしめじとイカを買った さんざん悩んだがとりあえずピザ生地のほうはシーフードだけにすることにして タルタルソースはサラダにだけ使うことにした だからぼくはやっぱり揚げ物を買わなかった 冷凍の唐揚げも迷った末に買うのをやめて 食パンは一番安い88円のやつにした 柿の種を我慢するかわりにパルムを買い レタスとアボガドをいったんカゴに入れるも やっぱりレタスはカットレタスのほうに替えて ついでにアボガドもやっぱり完熟していないやつに取り替えて……とか そんなこんなでこの日のぼくはスーパーの端から端を3往復くらいした ともあれこれからはネットでチラシをちゃんと見るようにして ポイント〇倍デー云々もしっかりチェックしようと思った それから安い菓子パンとか3本で98円の串団子みたいなやつはもう絶対買わないで どうしても甘いものが食べたくなったら クリーム玄米ブランか 「ま!ま!満足!一本満足~♪」と草彅くんがCMでやっていたチョコバーみたいなやつとか 一見割高だけど少ない量で満足できるものを買おうと思った 結局ピザソースはケチャップとマヨネーズと醤油とニンニクと岩塩とブラックペッパーとタバスコと乾燥バジルを混ぜて作った やや濃い味になってしまったが 市販のピザソースより断然美味しいと妻のお墨付きをもらって 少し料理が楽しくなった気がした その後にはじめて作ったイカ大根も褒められたが ぼく的には大根の下茹でが微妙だった気がした そもそも1本50円の見切り品の大根だったせいか 包丁でカットすると五分もしないうちに ボコボコと変な凹凸みたいなやつが断面の部分に浮き出てきた イカにしても1パック150円の「赤イカ」とかいう名前の超小さいやつで 処理の途中に肝と足の見分けがつかなくなったりした 2杯で300円の刺身用のイカを買わなかったのは その代わりになるくらい立派な白菜を買うことができたからで これでようやく残りもののカワハギを始末できると思った 妻はカワハギの身より骨を好んで食べる ぼくは普通に身のほうだけを食べる ハタハタの骨は食べない サンマは塩焼きだけ そういえば そろそろすき焼きを食べたがるタイミングかもしれないと思ったが違った 「だったら」の「きりたんぽ鍋」にはセリが必須らしいが もしかしたらミツバで代用できるかもしれないらしい 何にしてもゴボウを皮むき器で薄くスライスするのが一番手間なわけで そのことにぼくはうっかり嫌な顔をしてしまった そしてそれはぼくたち夫婦にとってまあまあの致命的な問題だったから ぼくはまたモンドールのパンで穴埋めをしようと一瞬思ったが モンドールのパンは切り札中の切り札だから あまり使いすぎるわけにはいかないと思い直した モンドールのパンを教えてくれた人はもと占い師だったらしく ぼくは直接会ったことがないその人の顔の輪郭を 誰もが強いて言及したくなるほどけっこうな丸形であると 頭の中で勝手にそう作り上げていて そしてそのことを 妻が仕事でムシャクシャしていたある日に少しでも気晴らしになればと ぼくなりに面白おかしく話したら 「ふふっ」と一瞬笑っただけで 結局その人の顔の輪郭が実はどうなのか?にさえ 妻はまったく言及しなかった そう 妻は仕事で疲れ切っている だからできれば妻が行きたがっている酸ヶ湯温泉に連れて行ってやりたいと思うが そんな金はもちろんないので だったらせめてわりと地味に行きたがっている雪中行軍の遭難資料館には連れて行ってやりたいと思う 資料館の施設近くには山菜そばとおでんが食べられるところがあるらしく ぼくはその山菜そばの山菜に合成的な酸味があるだろうことをすぐに想像した 鬼怒川で食べた湯葉そばの具がまさにそうだった その裏にあるお洒落な感じの店で食べた珈琲ゼリーはそのかわり超うまかったが その店の吹き抜けの中庭にあった池はなかなかの汚さで しかしその後に店を出てすぐに見たススキの大群はすごく良い感じだった 今朝 歩道の一角に細長く伸びていたオレンジ色の朝日も同じくらい良い感じだった ポプラの真裏の会社と住居が合体したような建物も ハト麦茶の袋のデザインも良い感じだった そういえば虎屋の羊羹の小箱をなかなか捨てられないから いっそ集めてみようかと思っている 虎屋の小箱だけじゃなくて 好きなものや気になったものをアレコレ集めてつなぎ合わせたい…… ということで 好きなものや気になったものたちを集め入れるためのクリアファイルみたいなものをまずは買おうと思って 携帯のメモに「ファイル」と入力したら 文字数オーバーになったから 「電球」「ヨクイニン」「荻窪5-17-7」「鶏皮玉ねぎ」「ミョウガの甘漬け」「梅酒」「15000円+杉並税金免除分」までを消した 明日は母にマグロとヒラメの刺身とツブかフジツボを買ってもらうつもりだったから「マグロヒラメ」「ツブorフジツボ」は消さないで さらに「100均→海苔と塩昆布」と「きりたんぽ」を追加した 来週こそきりたんぽ鍋をやってもいい気がしたのは セリが少量サイズで98円だったからだが しかしそのスーパーは「わだばゴッホさなる」の近くのスーパーよりさらに遠いスーパーだった というか里芋があれば豚汁のほかに筑前煮もできることをぼくは今朝妻に確認したばかりだった とにかく明日はナメコと大根おろしを混ぜる すでに今月の食費は6千円しか残っていないが 買うべきものはだいたいぜんぶ買ったはずである 明日はナメコのほかにジャガイモとネギも買う いや ナメコ以外の二つは別に買わなくてもいいかもしれない それはそうと 小さくてウサギの糞のようなコロコロしたやつだったが とりあえず今日もウンコが出たことに ぼくは今心から安堵している 昨日のぼくは自転車のサドルに尻をつけることができないほどだった というのもぼくは生まれてはじめて浣腸を打たずには済まされない事態に陥ったのだった 浣腸を打ってもらった病院は古くて薄暗かったが 先生も浣腸を打ってくれた看護師さんも受け付けの事務の人もみんなとても感じがよかった 待合室の窓からはレンタカー屋を挟んで第三候補くらいに借りようと思っていたベージュのマンションがみえた 第一候補のアパートからは田園風景と山々がみえた 第二候補のアパートは卒業した高校のすぐ裏だった 合浦公園でダンディとすれ違ったとき ダンディはぼくに気づかなかった ダンディがいた生徒指導室の向かいには図書室があって 図書室の窓からは八甲田はみえず東岳がみえた ダンディは胸ポケットにハイライトをいれていた ダンディの頭は真っ白だったが禿げてはいなかった ぼくはぼくでまったくの赤の他人のようにダンディから目をそらした ダンディもぼくに対して同じようにした しかしぼくは振り返ったがダンディは振り返らなかった 

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克に会った帰りに野田の店に行こうとしたら

自動記述による文章練習(メイン記事)

 克に会った帰りに野田の店に行こうとしたら 外の喫煙所のほうまで客が並んでいたからやっぱりそのまま家に帰って 昼寝と大量の小便をした後に体重を計ったら64.8キロだった 「角度によってあばら骨が浮き出て見えるのがなかなかキモイ」と妻にいわれたが 特別何をしなくてもたぶんあと1,2キロは自然に落ちると思う 昨日食べたアイスは「ザクリッチ」 「チョコモナカジャンボ」がいつもの値段にもどっていたからそうした 何時に寝たのかは記憶にない 起きたら11時だった もう1回眠ろうと横になったまま1時間半くらい粘ったが無理で 起きてストレッチと筋トレと書き物をした 丸いほうの電気だけつけたまま4時くらいにふたたび眠ろうと頑張りながら 左手の関節を左手だけで鳴らせるところまで鳴らした ちゃんと眠れたという実感はあまりなかったが そこそこスッキリした感じにはなった 「妻の体調が微妙だから今週末はやっぱり無しで。また様子みて連絡する」の後に「伊藤守男は人格障害」と唐突に繋げた渋に送ったメールを読み返して笑うのを5回くらい繰り返してから とりあえず今日中に宝くじ屋に行ってしまうことにした ついでにその向かいにあるガーメーで 確か「ヴィ」からはじまる喉飴をやっぱり買おうか少し迷ったが そこへ行くための横断歩道で 青なのに向こう側の道路から右折してくる車がやたらしつこくやってきて ソイツらが全部はけるのを待つのが面倒くさくなったというか…… つまり今日は1円も金を使うなということだろうと思って やっぱり何も買わないことにした 当たりくじは300円1枚だけだったが 本当に1円も使わなかったからプラス千円以上得した気分になった 青い家の横の小道はあっても良さそうな人の気配が相変わらずまったくなかった 左の隅っこのほうにわりとキレイめな小川と その小川に向かって紫系の花が垂れ下がっているポイントを発見して 今度通るときはそこをしっかり凝視しようと思った 海辺は風が強くて少し寒いくらいだった 芝生に座りこんでいたカモたちの超目の前で止まってみたら 「一応……」という感じで起き上がった一番手前にいた二羽が さらにぼくの足のほうに近づいて攻撃をし兼ねない様子をみせてきたから とりあえず今日のところはぼくのほうから引いてやった 川を挟んだ島のほうで寝ていたカモたちをよくよく見ると 2,3秒おきくらいに白目をむいていて しかもそれはみんながみんなそうで つまりそういうものらしかった 猿はいつものように目が合った瞬間逃げていった 孔雀は見ずにそのまま公園を出て またフラッとそのへんを徘徊する感じのノリで自転車を走らせていたら ついに野田の家をみつけて そしてその直線上に ぼくのアパートの斜め向かいにある数カ月前まで焼き鳥屋が入っていたこげ茶すぎる木造の建物があることをぼくは確認した 雄二がいっていたガレージらしきものは見えなかったが 三階建てだったからたぶん間違いないと思った 孔雀を描くとき ぼくは玲央にクレヨンを盗られた 写生会が終わってから「ほらよ!」といってぼくのクレヨンを放り投げてきた玲央のまさにプロの物盗り的な様子というか佇まいに唖然としたぼくは 玲央に対して手も口も出すことができなかった その前日の夜にそれぞれのクレヨンの先っぽに混ざり込んでしまった他のさまざまなクレヨンの色の痕を ぼくは母と一緒に一時間以上もかけてティッシュで拭きとっていた 五十嵐妙子がクレパスではなくクレヨンをもってくるようにとあえて限定したのは 絵の具チューブの残りを鉛筆の腹で絞り取って必ず最後まで使い切ったという自分自身の昔話と関係があるようにも思ったが クレパスとクレヨンがたとえば電子辞書と紙の辞書ほどの差があったわけではもちろんないから ぼくのこの考察はもしかしたら間違っているかもしれない とはいえぼくは「自分の気分」のことはほとんど完全に信じ切っている だから何もする気になれなくて 実際に何もしないことを卑屈に思ったり焦ったりすることはぼくはもうない そして今日は湿度が高くてジメジメ気持ち悪いだけである ぼくは総武線の窓から新宿東口の繁華街をみるのが好きだった 「都会と昔の融合」と当時二十歳だったぼくが勝手単純にそう名付けたその景色は しかし実際に電車から降りて歩くとそこまでそんな感じがしなかった ぼくは朝の4時頃に中野の南口の改札にいたこともそういえばあった 深夜の2時くらいに飯田橋駅近くの若干イルミネーション的な芝生の前の電柱に背中をつけてしゃがみ込んでいたこともあった ぼくは同期の神さんの眠そうな顔がけっこう好きだったが 河本のことはあまり好きじゃなかった ラストの阿佐ヶ谷で料理や片付けも積極的に つまり超お手伝いさんに徹しながらも 焼酎やウォッカをロックでガンガン飲むぼくに みんなちょっと引いていたようだった 神さんは確かその場にいなかったと思う 今ぼくがもっているプリンタはそういえば神さんに買ってもらったものだった 「仕事は?」「車は?」と克に立て続けに聞かれたぼくは それに対してどう答えたのかすっかり忘れてしまった 克の家はドアがあちこちにたくさんあってアパートみたいだった 双子の弟たちはミニ四駆にはまっていて 部屋はどの部屋もぜんぶ繋がっていた ぼくはそのときまだ十八歳だった 克の父親が亡くなってみんなでラーメンを100杯食べたとき ぼくは5杯目の途中で腹の神経のようなものに「ピリッ…!」と電流が走った感じになった――というようなことをさんざん言っているのに 克は容赦なくぼくの目の前に新しいどんぶりを並べた 渋はといえば ぼくのどんぶりに自分の分の麺をちょこちょこ移していて しかしそれを咎めるための声を出すことさえしんどくなったぼくは やがて若干気を失いそうになりながらも なんとか8杯まで完食した そのときに撮った写真のぼくを「超ナルシストみたいでキモイ!」と妻はいった 写真にはブタヒロもいた その右隣が渋 野田 不明 石本と続いていて ぼくと克はブタヒロの左側にFTOを挟む感じで並んでいた FTOは口をへの字に閉じて遠い目をしていた FTOはアバハウスとイエモンが好きで 町田にあったFTOのアパートに泊まりに行ったとき ぼくは朝までイエモンのビデオを見させられた FTOのアパートは山というか崖沿いのようなところにあって そこからさらに下ったところに 飲料水にも使えるという綺麗な小川があった 水草は確かにかなり濃い緑色で 如何にも栄養たっぷりな感じがした 川の左右には竹林があって ぼくはそのどっちかの奥のほうを10分くらいじっと見つめたが 予想に反してあまり心を奪われる感じにはならなかった 約15年ぶりに遠巻きから見たFTOは若干ぽっちゃりしたようだったが その瞬間のぼくは 前日に包丁でわりと深く切ってしまった左の小指で鼻くそをほじってしまったことによる傷口への鼻くそ菌の侵入をやたら気にしていて とにかく一刻もはやく手を洗いたいと強く思っていたから それが間違いなくFTOだったかどうかさえ実はちょっと自信がない FTOらしきソイツはハネトの衣装を着ていた 真っ黒に日焼けした左腕で たぶん自分の子供だろう女の子を抱きかかえていた 女の子は「真美」とか「美麻」とかいう名前な感じの顔で 周りの騒がしさが気になるのか怖いのか 終始首をキョロキョロさせていた 真美の手には水色のハンカチと一緒に 焼き鳥か何かの串ものが無造作に握られていて しかもそれを握っているところの位置が 串の柄の部分ではなく なんと具の部分だった…… いや 水色のハンカチやその周辺が そのくせタレなどで汚れているわけでもなかったから やっぱりアレは焼き鳥なんかではないかもしれないと思ったが 次の瞬間それが真美の手の中で 布や生地のそれに違いない感じでフニャっと簡単に折れるまで ぼくはそれが焼き鳥ではないことを完全に確信できないでいた 

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呪われた感じのとてつもない形相をした妻が

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 呪われた感じのとてつもない形相をした妻が ぼくに抱きつくというか ぼくの体を締め上げてきた夢の続きを それから1週間くらいぼくはときどき頭の中で再現した 妻はぼくの首を絞めようとはしなかったから そのままの状態でも寝ようと思えば寝れそうだったが 一応用心してぼくは寝なかった 呪われた感じのとてつもない形相のまま 妻の鼻息がやたら荒くなって つまり実はそのまま眠ってしまったりしていたら面白いとも少し思ったが 寝ているときはやっぱりいつもの妻の寝顔にした 中田の寝相は悪い 妻の寝相は悪くない 飯田はほとんど直線を保って寝ていた 「ヨガやってみたら?」とそういえば雄太郎がいっていたのを思い出して 今度行ったらその真意をマジメに聞いてみようと思った すぐ近くの花屋にフジサワがいるとも雄太郎はいって やっぱり誰だったか思い出せなかったが 記憶喪失系の話はさすがにちょっと面倒だったから「へーそうなの」「アイツも元気してる?」とか適当にいった まあヨガはさておき とりあえず股割りができるようになりたいと思ってネットで調べたら ぼくのように体が硬い&40歳の人間が今から股割りをできるようになるまでには 最低1年はかかるだろうみたいな感じだった でもそのほうがむしろやりがいがあるだろうと思いながら外に出たら 夏と秋の中間の匂いがした 今日の夜は少し寒い 唾液が消化を急がせているのがわかる 渋の家の近くのメガにあったクロレッツのブラックボトルをぼくはたぶん来月買うだろう いや やっぱりユニバースのポイントを優先するかもしれない ユニバースには青と緑しかない 青より緑のほうが旨く感じるのは 先に買ったのが青で 青をだいぶ食べ飽きてしまったこともあると思う ぼくのウンコは3日に1回しか出ない そのかわり小便はわりといつも大量に出る 5年ぶりにまたあのクソ野郎から連絡がきたから もしもあのクソ野郎がぼくの目の前に本当に現れたら 具体的にどういう態度で応戦するべきかを ぼくはここ最近ずっと考えていた とにかくあの野郎に限らず ぼくに連絡をしてくる人間とぼくは基本付き合うことはできない ぼくはぼくが一方的に連絡することだけを許してくれる相手でないと付き合うことはできない ぼくは自分に都合の良いタイミングでしか普通に話したり笑ったりすることがもはやできない 確かに例外はある しかしあの野郎に認めてやれる例外はまったく一つもない いざとなったら暴力で叩き潰そうかとも何度も考えたが でもあの野郎は絶対お上にタレこむタイプだから それはやっぱりできないと思った だからぼくはあの野郎を奴隷にすることにした たとえば半年に一度愚痴を聞いたり話してやったりするかわりに 話の場の飲み代+五千円以上の現金を別に包んでくれるなら今後も付き合ってやっても良いというスタンスである おそらくそれであの野郎もぼくのことはすっかりあきらめてくれるだろう ぼくはぼく自身のことでいっぱいなのである そう 今のぼくは股割りができるまでの期間を1年ではなく半年に短縮してやる!という気持ちで超忙しい いや 別にそれほど忙しいわけでもない 騒がしいのも目の前の道路だけで ぼく自身の心はそこそこ以上に落ち着いている 屁が臭すぎることにしても 昨日一昨日といらないものを食べ過ぎただけの話で だったら海のほうまで歩こうか少し迷ったが 歩くならやっぱり朝のほうが良いだろうと思い直した 今日は肉じゃがとアサリの味噌汁をつくったが たぶんぼくはほとんど食べない 酒も今日は飲まない インゲンのかわりのササギを入れ忘れて 煮込みの段階で慌てて投入した感じになってしまったが そうしたことに妻は気づくだろうか? 茄子の味噌汁にするといったら 油揚げか豆腐も一緒に入れてといわれたから やっぱりキャベツの味噌汁にした ロールキャベツは面倒&あまり妻が好きじゃないから割が合わない そのかわり今週末はモンドールのバタールでサンドイッチを作ろうと思う ただし サンドイッチに合わせてどうしても赤ワインを飲みたいということなら作らない しかし赤ワインの分のお金を別に出してくれることの確認が週末までにとれれば作る ただし「モンドールのバタールでサンドイッチを作る」ということは妻に内緒にしたままに限る=(イコール)結局ぼくはモンドールのバタールでサンドイッチを作らないような気がした だったら週末は海鮮キムチ鍋にするのもアリだろう アルゼンチンエビは小ぶりだが4尾で200円だった アルゼンチンに行ったことはもちろんない 「チン」がないから「ナイチンゲール」といったのは 確か桂木だったと思う そのときぼくは下駄箱の傘立て寄りのところにいた それから教室に戻る途中に 臼谷ともう一人の誰かの二人が 左右に手持ちがついた給食のお盆を積んだケースを それぞれの右手と左手でもって運んでいる後ろ姿がみえて ぼくはその後ろから二人の間 つまりお盆ケースをまたぐ感じで思いきりジャンプした 「びっくりしたー!」「すごーい!」とかいった二人の声を背中で聞きながら そのまま真っすぐ走っていったぼくは 突き当りの壁に衝突するかと思うほどのスピードで しかしもちろんそうはならず 上手い具合に壁に右足を引っかけて 絶妙すぎるターンを決めるや 臼谷ともう一人の誰かの二人の 今度はその正面にむかって突っ走っていき ビックリした二人がお盆ケースから手を放してその場を離れた次の瞬間 ぼくは思いきり滑り込んで お盆ケースが床に落ちるのをなんとか防いだ 暑いのか寒いのかわからなかった いや 夕方になるにつれて確かに暑くなっていった 野田は相変わらずだった それにしても屁が臭いと思って そういえば今日が三日目くらいだったかもしれないと思った 禅では均斉がとれた状態を「終わりの姿」と捉えるらしく だとしたら禅こそぼくが極めるべき道かもしれないとも少し思ったが やっぱりいろいろな方向へ偏りまくっていたいと一日寝て思い直した 野田とのメールは「じゃあいつ会うか」を具体的に決めない良い感じで終わった 渋とも特に詰めはしなかった たぶん今日は桂木のところに行くと思う 500円以内のメロンか何かを買っていくつもりだが たぶんその3倍以上の見返りを期待できると思う そしてそれは酒であってほしいと思う できれば焼酎 できれば「鳥飼」かそれ以上 といっても鳥飼の味はとっくに忘れてしまったが 飲めばまた超旨いと思うと思う 「なかむら」も最高だった どっちも淳におしえてもらった 淳とは月曜日に飲みにいく 淳が渡ってきた歩道橋からは完全に視角になっていて八甲田山がまったく見えない できれば朝日と夕日の両方ともがちゃんとみえる家に住みたいと思う 小津安二郎的日本家屋なら尚いいが しかしボットン便所だけは今となってはどうしても無理である ぼくはボットン便所に二回ほど落ちそうになった 夢の中では五回以上ボットン便所に落ちた ウンコによって窒息死した人のことや 想像し得る限りのその時のリアルな状態を ぼくはときどき頭に思い浮かべた ぼくが想像するウンコには鉄のような感じの臭いが微かにした そしてそれは鼻の奥のほうにしばらく残った さらに鼻の奥のほうに残ったそれを何度も飲み込む――というちょっとした苦行のようなことをぼくは楽しんでいた 桂木の次は克のところに行こうと思っているが 建て直したらしい家の場所がいまいちわからない 一太からの着信はシカトした 面倒になることをぼくは許さない そういうぼくの性格を一太はよくわかってくれているはずだ とはいえ一太は生粋のアル中である 一太の振る舞いをみてお笑い的なキャラでいくのもアリだなと思ったのは4,5歳のときだった ぼくも一太も桂木も雄二もみんな同じ水色のスモックを着て 胸のところにはそれぞれの名前が書かれた確か白鳥のワッペンのようなものをつけていた 保育園の最後の日はそのスモックではなく 王子様が着そうな白くて少しモコっとした感じの服を着せられて そのうえなぜか一人一人がロウソクをもたされるという超奇妙な感じになっていたが 桂木だけはなかなかそれが似合っていた 

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たぶん一生ものになるだろう

自動記述による文章練習(メイン記事)

 たぶん一生ものになるだろう&芸術的な資料にもなり得るかもしれないデシグアルの切り替えシャツを しかしぼくはなかなか即決できないでいた といっても誰かが入札に入ったら即決価格で買ってしまおうと思った サイズはSで身幅は49 デシグアルのMの身幅は53で 今のぼくには少し大きいくらいだから たぶんちょうど良いはずだが 肩幅のサイズは少し微妙かもしれないと思った いや サイズが合わなかったとしても 飾って見ておくだけで十分かもしれない 浜崎あゆみはそのために高級ブランド品を買い揃えているらしいことを少し前にテレビでみた そのときはじめてバラエティ番組に出たらしいあゆは お笑いの平野ノラとかとカニ歩きみたいなことをしていた 毎朝ヨガの講師を自宅に呼んでヨガをしているらしいが そのわりにけっこう太っている気がした 大好きな缶チューハイをお手伝いさんがいつも冷蔵庫に補充してくれるらしく それが太る理由の一つかもしれないと思った 一方のぼくの体重はついに66キロ台に突入した とくに無理をしているつもりはない 若干睡眠時間が増えてしまっているのは 残業で妻の帰りが遅くなって ここしばらくずっと夜更かし気味になっているからだと思う ちゃんと拳に力も入るし 筋トレもしている 左半身が硬いのはパソコンのせいである 左上の歯がやたらしみるのも もしかしたらパソコンのせいかもしれない だからぼくは手書きに変えた パソコンを使うのは清書のときだけ といってもいろいろ調べたりブログをあれこれするときは どうしても長時間パソコンと向き合うことになる スタンディングデスクが効果的なのは短期集中型だろうから ぼくのスタイルにはたぶん合わない いや 二週間くらい立ち続けていれば足が慣れてくるといった典夫の言葉を繰り返し思い出しながら ぼくはスピードの歌をとくによく聴いていた その店の床は大理石風だったが 実は大理石ではなかったらしいことを マサルはまずぼくにいった ぼくはマサルとかなり仲が良かったが 最後は殴り合いによるケンカ別れをしてしまった マサルはぼくのことを実の弟のように可愛がってくれた だからということもあって ぼくはマサルに5万円もした黒の革パンをあげた もし今もその革パンが手元にあればかなり重宝しただろう そう ナンバーナインの黒スキニーのサイズが合えば たぶんぼくは買ったと思う 値段は2500円だった その前に妻に頼まれた大量の古着がぜんぶで500円でしか買い取ってくれなかったことに ぼくはなかなかのショックを受けていた だとしてもサイズさえ合えば ぼくはナンバーナインの黒スキニーを妻に内緒で買ったと思う 一ヵ月くらい前に リーバイスの大した価値のないブラックジーンズたった一本を800円で買い取ってくれたことが 今時の買い取り商戦に対するぼくの認識を甘くさせていた 結局ぼくはユニバースでも来店ポイントだけつけて何も買わなかった 給料日までの残り一週間は スコールで野菜を買うのと金曜日に酒のツマミを買う以外 もうぜったい金は使わない そして明日こそ携帯料金用の口座振替手続きをしてこようと思う いや やっぱりそれはやめようと思う 携帯の支払いがなくなれば 分割で納めている滞納税の毎月の負担はちょうど半分になるが 携帯を解約するのにはまだもう少し時間が必要だろう ぼくの携帯はいわゆるガラケーである 月々の支払いは2千円ちょっとだが 4千円以上にならないと支払いができないらしく 2ヵ月に1回4千円ちょっとを支払う感じになっている 領収書は当然必要だという感じの態度をとったら 女は少し面倒くさそうにした 10時の開店までの30分くらいの間 ぼくは携帯ショップの裏の公園でポプラを眺めていた 朝一の客だったから謙虚を保ったつもりだったが 朝一の客というだけでやっぱりちょっと許せないらしかった ぼくは少しでも女の機嫌を良くしようと 名前を書くのに渡されたボールペンの柄の部分を女にむけて丁寧に返し 座らせてもらっていた椅子を 両手でキチンと且つ静かに入れ戻したりもしたが 女の表向きからはそれで気を直したようにはまったく見えなかった 「なんでか知らないけどアタシに憧れているみたいなの……」と 大真面目というか 普通にそう言ってのけた前園さんのことがふと頭に浮かんだ ぼくと前園さんはそのとき喫煙所にいた 亀ちゃんと谷田もいた ぼくは「さくら水産」が好きだったというか…… いちいち他で違うメニューをまた一から開拓するのが面倒だったから「さくら水産」に行こうといったが 前園さんも亀ちゃんも谷田も妻もみんないっせいに反対した 妻は基本同じ店には行きたがらない メニューもいつも長い時間眺めてなかなか決まらない ぼくは生卵以外好き嫌いはないから どこでなにを食べようとまったく構わないのだが 「なに食べたい?」といちいち妻が聞いてくるので かといって妻が食べたくないものをいうと微妙な顔をするので 妻が食べたそうなものをいつも推測していっている もちろんそれは当たったりも外れたりもする もともとトムヤムクンは飲みたがっていた 味が少し薄い感じもしたがそれなりに美味しかった ただパクチーの量が少なすぎたことが妻的には一番不満だった だからぼくは中三でみつけたパクチーを3束ぜんぶ買った 1束200円で合計700円くらいだったが 1束300円だったことにして1000円をあとで妻にもらった その後に同じ中三でもう1束だけあって買ったパクチーは微妙だったと妻はいった ニシンの酒粕漬けを手前のほうでみつけて それをいったんカゴにいれたが 刺身コーナーにあったそれのほうが良さそうだったから 最初にとったのをやっぱり戻した 他に日本酒とお茶を買って 最後にモンドールでパンを買った バス停は右ではなく左にあった 妻は靴擦れ気味だった 辛すぎて半日くらい下痢が止まらなかったラーメン屋の前あたりで 妻はまた止まって靴を履き直した バスは右と左に一回ずつ曲がった ぼくはもう眠かった メガに売っていた何とかカカオアイスを何より無性に食べたいと思ったが 今はもうその味がどんなだったか憶えていない ぼくはそのアイスを日美をみながら続けて2個完食した そのときに観た日美は岸田劉生ではなかった つまり誰の何の絵だったかまったく憶えていないが それはともかく 劉生が描いた武者小路実篤の三十代くらいと思われる肖像画をみたとき ぼくは弟と「コイツマジアブねー!」「ゼッテー友達になりたくねー!」とか言いながら超笑い転げた そう 若さの秘訣は頻繁に超笑い転げることと 仕事をしないことと 飯を食わないことと 目覚ましをかけないことのとりあえずこの4つ そしてぼくはまた眠くなった 今日はなかなか湿気がひどい とはいえ東京の苦しさの10分の1もたぶんない おでんはなかなか上手くできたと思う 玉子も妻好みにちゃんと茹であがったはず 今日はおでん 明日も半分おでん 明日のもう半分は肉なしチンジャオロース 明後日はニシンの酒粕漬け以外まだ未定 明明後日もニシンの酒粕漬け以外未定 ニシンの酒粕漬けの正式名称は未だ不明というか いったん覚えたつもりだったのに忘れてしまったが とにかく妻的にはアンコウのキモ和えよりニシンの酒粕漬けのほうが美味いらしい だったらアンコウのキモ和えはぼくがぜんぶ食べてしまいたいところだが 「これ冷凍できるじゃん」といった昨日の妻の言い方から たぶんぼくは食べないほうがいいだろうと思った しかしぼくにはタラのちあいがある 今日に限ってだけいえば天然のホヤもある ホヤをむいてくれたおばさんは「お姉さん」と呼ぶには若干悪ふざけが過ぎるかもしれない感じの見た目というか雰囲気だった いや そうでもなかった それにしても今日の湿気はまあまあひどい といっても東京ほどではもちろんないし ゴキブリが出るわけでもないから それほど騒ぐことではない 

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ビタミンレモンウォーターだか

自動記述による文章練習(メイン記事)

 ビタミンレモンウォーターだかそんな系のCMに出ている女の子が 「欲しがるんだもん♪」と最後に可愛らしくいうセリフを 「がるんだもん欲し♪」と頭の中で勝手に並べ替えつつ ぼくはそろそろ目覚めようとしていた とにかく妻の血圧をなんとか下げたいが たぶんそう簡単には下げられないだろうというか…… 原因のほとんどが仕事上のトラブルだというのがなんとなくわかったから 禁酒も禁煙もむしろ無理にする必要はないと ぼくは妻にいった 病院では三時間以上も待たされた しかもテレビがある方とは完全に逆向きのソファしか空いていなかった ぼくの目の前には「換気扇が壊れているため喫煙はできません」と書かれた小上がりの和室があって そこには誰もいなかった トイレはその和室の左奥側にあった リンゴの無農薬栽培に成功した人の自伝的な本だけはまあまあ集中して読めたが そもそも活字を追える気分でもなかったから あとはもううたた寝をするしかなかった 会計をした女の感じが悪かったと妻はいったが 薬局のおじさんはそれ以上に感じが悪かった バイパスに出る手前の交差点で信号待ちをしたぼくは そこから左斜めに20メートルくらい行った先にあるあっくんの家のほうを見た あっくんの家にいたときのぼくは16~17歳だった それから10年後の27歳のときにぼくは自己破産をした そのときぼくは下北沢と笹塚のあいだの北沢5丁目のアパートに住んでいて そのアパートには風呂がなく 北側の窓の目の前には南国風のやたら背の高い木が一本だけあった 部屋の間取りは六畳一間で 飯田は台所に布団を敷いて寝ていた ぼくは飯田に20万を貸して 飯田はその20万を1年くらいかけてぼくに返した 三軒茶屋にいたときは ぼくと月島が三畳の部屋で寝て 飯田はその隣の六畳の部屋で 屋ケ田と幸雄と三人で寝ていた その頃はまだ確か華原朋美と小室が付き合っていたはずで 順平の顔が小室に似ているとみんなは言っていたが ぼくはあまりそう思わなかった 順平が住んでいたアパートは外壁が真っ黄色になってしまっていて そのときたまたま酔っぱらっていたぼくは そのことを伝えるだけのために順平にメールをした 順平はカップ麺のフィルムをはがすときに薬指の爪を使っていたが それはしかしそのとき一度きりだけだったかもしれない 最近酒の酔いが回るのが早くなったというか 1日1食のせいでそうなのだと思うが とにかく今のこの体のペースを ぼくはまだちゃんと図り切れていない だからぼくはもしかしたら 雄二の家で飲んだ帰りに気を失って どこかで倒れるか事故ってしまうかもしれないと 朝から10回くらい思ったが 実家にいったときにとってきた赤まむしドリンクを飲んだおかげか 焼酎のロックを5,6杯飲んでもまったく平気で 帰りにセブンによる余裕さえあった セブンにしかないはずのブラックサンダーアイスがなかったから ぼくは仕方なくパルムを買った アイスの補充をしていた店員が アイスを見たがっているぼくを見ても 場所を空けようとしてくれなかったというか 「ほんと申し訳ないけどすぐ済むのでこれだけやらせてください!」みたいな感じだったから ぼくはその店員が一段落つくのを立ち読みしながら待った 窓ガラスに映ったぼくはやたら細かった 雄二の家で食べたアンコウの味噌鍋が 腹の中でたっぷんたっぷん鳴っている気がした アンコウの味噌鍋はもちろんだったが カツオの刺身も実は超食べたい気分だったと妻はいった 家に帰ると ぼくの分の布団も敷いてやったことを妻は真っ先にぼくに言ってきた しかしその夜ぼくはソファで酔いつぶれた ねぶたの期間中 駅前に猪肉の屋台が出ることを妻は楽しみにしていた 結局いつものパン屋にもいって エーファクトリーでジェラートも買った ラビナの一階で嶽きみドーナツも買った 食べ過ぎたことによる主に内臓の疲労は 翌朝の寝起きの悪さに容赦なく現れた だから今日はまる1日何も食べなくて良いかもしれないと思ったが 冷蔵庫の中には前日作り置きした生春巻きがあった 今週末の三連休は甲子園がはじまるから 昼から飲んでも良いことにしようと思う そのかわり外食は一切なし でもさくら野でつかえる商品券はまだ五千円以上残っているし 先週安売りで買ったフグも手付かずのまま冷凍庫に保存してあるから たぶんそれなりの休日になるだろう 青森は山田 仙台は育英 島根はどこか知らない 松坂が決勝戦でノーヒットノーランを達成したとき ぼくは六本木のレストランで働いていた 松坂がレッドソックスに入団するときの記者会見を ぼくは浅草の定食屋のテレビで見ていた 確かカツ丼を食べていたと思う テレビは上のほうにあって けっこう首を上げないと見られなかった 吾妻橋がすぐ近くにあった カツ丼の他にうどんか蕎麦の麺ものもついていたと思うが それでも確か足りなかった 「そんなに食うから頭わるくなるんだよ」と佐竹さんはいったが 今や人生でもっとも重視しているかもしれない食に対するその的確な忠告を 当時のぼくは「はいはい」と超適当に流した 佐竹さんに偶然バッタリ新宿の路上で出会うシチュエーションで 結局ぼくはヘルムートラングのコートを着るしかなく…… ということでやっぱりマサキマツシマの変形ベルトのコートが欲しいと思ったが 当然買えるはずはないので とりあえずヘルムートラングのコートを実際に着ていろいろ合わせてみることにした 緑のスキニーとデシグアルの白シャツとの合わせが一番最強だった デシグアルのデザインはやっぱり素晴らしいと思った ヘルムートラングのコートを買ったのは十八歳の時である ねぶたのカメラ売りのバイトをして買った 10万円だった 買ったのは弘前の「シェント」という店である まだあるのかわからないが いずれまた行ってみたいと少し思う 「このコートは本当に一生ものですよ」と店員に言われたが 確かにそうなりつつある 店内は薄暗くて いま思い出すとかなり高級感があったように思う ダークビッケンバーグというブランドの5万5千円もするブーツもぼくはそのシェントで買った 2万7千円もするヘルムートラングのシャツも買った マサキマツシマのシャツは仙台の路面店で買った 1万3千円くらいだったと思う 仙台は暑すぎて ぼくはときどきペットボトルの水やお茶を首もとに直接かけながら歩いた 大阪でもそうした 「一生着るにはちょっとアクが強すぎるかもしれない」という気持ちがもう少し勝てば……とマサキマツシマのコートを見直してみたが 思い通りにはならなかった 気温にしても今日は思ったより寒くなったが もう今日はざるそばにすると決めている 汁を温めさえすればたぶん文句はいわれないだろう 豚のロース肉も今日中に片づけてしまう 豚のロース肉は二枚で150円だったが たぶんもう買うことはないと思う ピーマンの豆腐詰めin辛子醤油漬けを食べたいと思うが 妻が食べないからわざわざ作る気になれない ピーマンはチンジャオくらいにしか使えない ドライカレーは豚挽き肉でOKなのに ロールキャベツは牛豚合挽き肉でなければダメなのは カレーの濃い味が挽き肉の味を消すからだというのを 本当につい最近ぼくは知った あまり心地よくない鐘の音が聞こえたから消すことにして そのために立ち上がろうとしたら 突然激しい睡魔に襲われて ぼくはそのまましばらく眠った もうすぐ朝&青森だった いやまだもっと暗かった だから青森までもまだあと三分の一以上はあったと思う 暗闇に浮かぶ森の輪郭をぼくは見ていた そこはとても静かで ずっとそうしていたい気持ちにぼくをさせた ぼくは東京の上野から夜行バスで青森へ帰る途中だった その直前にぼくは自己破産をしていた 「夏草や兵どもが夢の跡」的なまさにそんな気分だった ぼくはこれ以上自分の人生が続くことを信じられないと思った ふたたびバスに乗り込んでからも ぼくはずっと黒い森の輪郭を目で追った 真っ暗な上に車を運転しないぼくには どこをどう走っているのかまったくわからず だからこそ少し楽しい気分でもあった 「どこかへ行きたい」と…… 実は密かにぼくはそう思い続けている しかしどこへ行っても「どこか」にはいつも辿り着けない たぶんぼくが行きたいと思う「どこか」はこの世界にはないと思う あるとしたら現在でも未来でもなく過去にあると思う だからぼくはもうとくに何かをしたいとは思わない ぼくが今したいことは デシグアルのシャツを着て妻と東京を歩くこと 仙台の定禅寺通りでもいい 東京だったら新宿か渋谷か原宿か……新橋とか浅草あたりでもいい でも住むなら田園地帯のど真ん中みたいなところが理想かもしれない 気心のしれた友人たちと酒を飲みたいとも思う もちろんカラオケにも行きたい とはいえこれらのことが何一つ叶わなかったとしても ぼくにはいつもと変わらない&新しい朝が毎日くるからとくに問題はない 今日の夕食はパエリアである ニンニクと唐辛子は妻好みの多めにするかわりに 鳥の腿ではなく胸肉をつかう エビは生とボイルのヤツをそれぞれ半分ずつ アサリはボイル イカも同様 生イカとタコ刺しは週末用にとっておく あとは先週つくり置きしたラタテュユもどきとサラダ もしも妻が食べ過ぎてしまったら ぼくだけ別に玄米と豆腐で済ませる予定 

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